自転車で淡路島一周

ロングライド好きのみなさん、こんにちは。

2016 年5月2日月曜日に久しぶりに淡路島に渡って走ってきました。

計画していたのではなく前日の仕事帰りの電車の中で、「明日どこに走りに行ったらトライアスロン的に一番効率の良いトレーニングができるか?」という自問自答に最終的に出た答えが淡路島でした。クライマーのボクとしては山を上るのが大好物な訳ですが、トライアスロンのバイクコースは平坦が多いので平坦が数十キロ続いていて安全でしかも途中で信号などで止まらなくてすむ場所ってないかなぁとか考えていたら「そーいやあるがな、あわじしま」という具合です。

明石港からフェリーで淡路島の北端近くにある岩屋港に渡り、そこから南下して島の一番外側の道を通って一周する全長160kmほどのコースです。ロングのトライアスロンだとバイクパートだけでも147kmだったりするので練習にちょうど良い訳です。

6年ほど前に知り合いと二人で回ったことがあったのですが、その時は練習とかいうことではなくファンライドとして一周しました。その時はなんのトレーニングもせずのトライだったのでキツかったのですが海の絶景が左手にずーっと見れるので苦しかった以上に楽しかったことの方が大きい記憶となっています。

とりあえずその頃のことを思い出しながらいろんなことを比較しながら話しを続けて行きたいと思います。


まず、前回はクルマで二人で行ったわけですが今回は一人で輪行で行きました。

JR明石駅に到着したときには10時を回っていました。前回は8時くらいには到着していたはずです。輪行状態のバイクをさげてコインロッカーまで行ってここで着替えました。着替えたといってもサイクルジャージの上に着ていたジーンズとシャツを脱いだだけです。そして輪行袋などのいらないものは極力ローッカーに預けました。メットをかぶり走り始めます。今回から本格的にエアロメットの着用です。DHバーのポジションでは通常のヘルメットではロスが大きいのでエアロの登場となりました。

そして明石港に到着???????????

アレ?ドコ??アカシコウ???

ええええええええええ  消えてる  跡形も無く  前はここにあったやん

ど、ど、どこいったん? 港って消えたりするん?

という具合にプチパニックでした。全くもって探す当てが無いので通りがかりの人に聞いてようやく移設された港に無事に到着しました。前は海に面した場所で広かったのですが新しいところは入り江の中にあり元の場所からすぐ近い場所にありました。

11時出発のフェリー(といえるほど大きくないのだが)に自転車と一緒に乗り込もうとチケットを買って桟橋に向かうとそこにはサイクリストが8ほどいて、ちょっとうれしくなりました。「こんな時間から淡路島一周行く人がこんなにいるとは。」いつものボクの勝手な仲間意識です。

そして15分ほどで岩屋港に到着し、ブレーキのチェックなど安全確認をしていよいよ出発です。テンションマックスですよ。

時間は11時20分  

フェリーで一緒だったサイクリストのみなさんの最後尾からの出発です。



岩屋港近くは上のような道で淡路島の北側は淡路島としては都会ですので交通量も多く人も見かけることができます。でも歩道も車道も広いので快適に進んで行けます。

この辺りはまだ向かい風が弱かったので楽しくペダルを回しています。そして次々と先ほどの方々を追い抜いていきます(ボクが速い訳ではなく日が沈むまでに一周したいから急いでるだけ)「でもみんなそんなスピードやったら日が暮れるで」と勝手に心配してました。短いけど山岳もあることやトラブルも考えると平坦を平均40km/hくらいで走ったら5時間ぐらいで帰って来れるなとこの時は思っていた。(のが大間違いとあとで気づく)

今回は休憩もしないし補給食のおにぎりも走りながら食べるロスレスの予定でいました。前回はトレーニングをしていなかったので汗がほほをつたって自転車(この時はマウンテンバイク)のトップチューブに落ちて結晶になってました。そんな状態なので水分補給をこまめにしないといけないため自販機を見つけるたびに休憩をしていたので12時間ほどかかったはずです。

そのころと比べると「えらく違うもんだな」と我ながら人間の無限の可能性を感じていました。自転車もマウンテンバイクからショートのトライアスロン系バイクに様変わりして向かい風でも35km/hくらい可能だし無理すれば40kmもだし続けることもできる体力と足を獲得しているのだから。それに汗なんか流れるほどかかないし。一周するのに飲んだのは全部で2,5リットルほどでしょうか。

ここで計算間違いその1、一周の約4分の1にあたる40kmほどを越したぐらいで後ろを振り返っても自転車に乗ってる人がだれもいてない、そして唯一ボクの少し前をとボクとほぼ同じペースで走っていた若者が右折していってしまったのだ、つまりみんなは淡路島を一周しないショートカットのコース取りをしていたのだ。よく考えたらそりゃそーだわな、昼頃から一周なんかしないんだわな。そしてそこからの約100kmは一人きりでした。

でもとにかく目に入ってくる左側風景は絶景です。これだけがボクの唯一の支え。



でも今回、もうひとつ計算外だったのが強風の向かい風です。後半である島の西側は東側より風が強く自転車がふらついて危険を感じるほどだったのでかなり焦りました。それと急遽決めてやってきたのでマグネシウムなどのミネラル類を体に取り込んでいてなかったのでマックスでペダルを回そうとすると足のあちこちがつりそうになることでした。なので必然的に少しセーブした力でしか回せなかったです。ということで結局10分ほどの休憩を2回ほどとりました。


そして岩屋港19時出発のフェリー(これはもうフェリーとは呼べない小ささだった)にのって帰りました。

今回、撮影に同行してくれたカメラはオリンパスの水中カメラ「TG870」です。景色メインなので広角21ミリが良いかなとチョイス。トレーニングの時は全天候型のカメラじゃないと気を使うのでトレーニングに集中出来なくなるからね。

そして、そこそこ長い距離をDHバーで走って至った結論「Di2はやっぱり必需品」です。

ということでアルテグラDi2トライアスロン用を発注済みです。知らない方に簡単に説明すると自転車の前後のギアチェンジの完全電動化です、電動にするとワイヤーではなくなるのでボクにとっての最大の利点は複数箇所にそのスイッチを設置できるということです。つまりどんなライディングポジションでもいちいち体勢を変えてシフトチェンジをする必要がなくなるということです。それに軽いタッチで力がいらず反応速度が速いこともいいですね。届いたら早速組んでみます。

do all one can やりたいことはやれるうちにやっちまおう

興味を持ったら(こころ動かされたら)なんでもやってしまいたい(挑戦したい)でしょ?出来るかどうかわかんないけど、とにかくやり始めてみようと思う。

0コメント

  • 1000 / 1000