スピード・コンセプトって直訳で「速度の概念」。意訳すると「速度をあげるために創造されたもの」となるのでしょうか。
今年久しぶりにトレックのバイクをトレーニング専用として中古にて入手しました。本格的なトライアスロンレースには(数年先だけど)今のところFELT社のバイクにしようと思っています。サーベロのP5Xも気になってきましたが価格が200万円を超えるところで最初のバイクとしては高価過ぎます。
とりあえずトライアスロン専用設計のバイクの前にTT(タイムトライアル)用のものが欲しいなと、BMCのタイムマシーンかトレックのスピードコンセプトあたりが良いかなと思っていたところに丁度サイズが合うバイクが売り出されていたので購入。
スピード・コンセプトは最新の9.9より7.5のほうがシャープなデザインで個人的には好きだったので丁度良かった。
入手後すぐにフルDi2化(アルテグラ)。一番苦労したのはリアのブレーキセッティングで、
トレックの専用設計なのでバイクを上下をひっくり返してカバーを開けて構造を見てセッティングを詰めるしかない。Di2化にともないブレーキワイヤーもアウターケーブルも入れ替えることになりそのとたんにセッティングが崩れしばらくリアブレーキが効きにくい状態が続きました。何も間違っているところは無いはず元通りにしたのになぜかカバーがちゃんと締め付けると効きが悪くなる。とにかく今までと違い裏にあるのでひくり返して調整してうまくいっても上下をもとに戻すとなぜか悪くなるの繰り返しで半ば諦めました。でも命に関わるブレーキなのでほって置くわけにはいかず、バイクに乗りながら考える、相当にあれこれ考えた。その答えはブレーキケーブルの入れ替えだった。多分以前のものよりアウターケーブルが固くてテンションがキツすぎるのではないかというもの。
とりあえず近くのトレックショップに行ってみたが預かるしか無いとのこと、そこで次にトレックの旗艦店(直営)に行ってみたがスピード・コンセプトに詳しい者がお休みでここでも同じ答えだった。でも話していた店員さんが気を利かせて他の店で同様のことがなかった
電話で訊いてくれた。そうするとやはり過去にあったようでその店では部品(ブレーキブースター)を削ったということだった。ボクもそれは最終手段として考えていたのだがあくまで最終だ。もし強度が落ちるなどの失敗があると部品が高い上、それ以上にアメリカウィスコンシン州のトレック本社から送ってもらわなくてはならず時間がかかりすぎる。そのころもう10月に入っていたので外でのトレーニングの終了が迫っていたのだ。
ということで、ブレーキケーブルの入れ替えを決意。
1日に何度となくケーブルの入れ替えなんかやってきたのだけど、たった1本のケーブルを入れ替えるだけなのにこのバイクの入れ替えはなぜかものすごーーく気が向かない。でもやるしかないので・・・
問題は今のより柔らかいアウターケーブルを用意することなんだけどパッケージングしてあるからそんなの店に行ってもましてやネットショップなんかではわかるはずがない。そこで前から使っているMTB(マウンテンバイク)用のもののストックがあったのでその中からなるべくしなやかなものでトライ。ブレーキケーブルよりシフトケーブルの方が細いのでそれだけで考えるとそっちの方がいいのだけど互換性(タイコ)がないのでそういうわけにもいかず。
とりあえず換装完了。でひっくり返してブレーキレバーを引いてみたら、なんかいい感じになってるような。試し乗りしてみたら やったー!完全になおってる。良かった!
ということで絶対的な原因はわかっていませんが結果よければOK。
さわらぬ内装ブレーキにたたりなしです。
無いとは思いますがスピード・コンセプト7.5のリアブレーキでお困りの方はお連絡ください。
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